Loading...

ガールズケイリン

ガールズケイリン情報配信サイト

メニュー

石井寛子×片岡安祐美 スペシャル対談

2015/08/12

現在、社会人クラブ野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ」の監督、そしてタレントとして活躍する片岡安祐美さん。学生時代から女子野球日本代表に選ばれ、日本の女子野球を牽引してきた第一人者として知られています。
一方の石井寛子選手も、競輪のみならず自転車競技で数々のタイトルを獲得してきた、日本を代表する女子自転車選手。
年齢も一歳違いで、共通点の多い石井選手と片岡さん。女性アスリートならではの話から、プライベートなことまで、大盛り上がりとなった対談をお楽しみください!

石井寛子×片岡安祐美 スペシャル対談5

初対面のお互いの印象
お尻は大きいほうがかっこいい!

石井寛子×片岡安祐美 スペシャル対談5

片岡:もっと背の高い、大きな方を想像していたんですけど、意外と小柄な方なんだなと思いました。ガールズケイリンの選手にお会いすること自体が初めてなので、なんとなく男性の競輪選手のイメージのままで考えていて。でも、やっぱりここ(腰回り)がしっかりしていて、すごくかっこいいですね。

石井:そうですか(笑)。でも、太ももを褒められるのは嬉しいですね。やっぱり選手としては「細いね」って言われるより、「太いね」「でっかいね」って言われるほうが嬉しいんで。

片岡:そうそう!野球選手も同じですよ。

石井:片岡さんはすごく身体もちっちゃくて、お尻もちっちゃいんですけど、小さくてもパワーは出るのかなって。

片岡:野球はパワーだけじゃなくて、コツとかを掴むことでなんとかなる部分はあるので。確かに力じゃ絶対勝てないんですけど、バッティングにしても、ピッチャーのボールの球速を利用すれば私でもヒットを打てますから。

石井:そうなんですね。でも、すごいですよね。こんなにちっちゃいけど、強いっていう。

片岡:いやいや。でも、監督になってからは練習量が落ちたので、ほんとに痩せちゃいましたし、筋肉もめっちゃ落ちましたね。紅白戦とか自分が試合に出ることもあるので、一応みんなとまったく同じ練習をするようにはしているんですけど、今はやっぱりノック打ったり、バッティングピッチャーしたりっていう監督業のほうが多くて。

石井:筋肉が落ちるのはすごくショックですよね。体重とかも結構減っちゃいました?

片岡:そうなんですよ~。それでお尻もちっちゃくなっちゃって。野球もそれこそ下半身なんで、大きくないとダメ。だから石井さんのお尻がすごくかっこよくて憧れます。今はお尻を大きくしたくて家でスクワットやってます(笑)。

石井:あはは、コソ練ですね(笑)。

茨城ゴールデンゴールズとの出会い
自転車競技で頭角を現し始めた大学時代

片岡:もともと私、大学で野球がしたくて受験したんですけど、受験に失敗して。じゃあどこで野球ができるかなと考えていたときに、女子野球日本代表のときの関係者から、茨城ゴールデンゴールズができるって話を聞いたんです。それで欽ちゃん(萩本欽一)が私に会いたがっているから、福岡ドームにきてくれないかって言われて。正直、当時は欽ちゃんのことあんまり知らなくて、『仮装大賞』で観たことがある程度だったんですけど(笑)。とりあえず「福岡ドームに行けるんだ~」くらいの感じで行ったんですよ。で、欽ちゃんに会ってパッと目を見たときに、「こんな目を見たのはキムタク以来だ」って言われて。

石井:ええ~!キムタクって、すごい!

片岡:なんか私は目が強いらしくて、こういう話をすると親には「またあんたの目にだまされて」って言われるんですよ。だからうちの親からすれば欽ちゃんもだまされたうちの一人になっちゃうんですけど(笑)。

石井:悪い女だ(笑)。

片岡:違います、違います!だましてるつもりはないですからね(笑)。そのとき、欽ちゃんから「将来の夢は何?」って聞かれたので、「野球に携わる仕事がしたいです」って言ったら、「携わるだけでいいの?」って。それで「本当はプロ野球選手になりたいです」って言ったら、「じゃあ僕がその夢を叶えさせてあげる。トライアウトを受けにこない?」と。で、茨城ゴールデンゴールズのテストを受けて、合格第一号になって。そこから世界が変わりました。

石井:わ~、もうなんかすごい話ばっかりですよね。

片岡:でも、最初はゴールデンゴールズにはまったく興味がなかったんですよ。欽ちゃんのいる野球チームって遊びでしょって思っていたし、私は高校3年間選手として試合に出られなかった分、大学野球で頑張ろうと思っていたので。でも、いろいろ調べていくうちにゴールデンゴールズが全国制覇を目指していて、コーチは元プロの方ばっかり、毎日練習できる環境があると。それならチャレンジしてみようかなって。野球が先に決まっちゃいましたけど、そのあと勉強して大学にも無事受かりました。上京してからは、朝から大学に通って、学校が終わったら球場に行って練習っていう毎日でした。

石井:私も大学時代は授業と練習の毎日でしたけど、朝連がきつかったイメージですかね。朝3時半起きで練習に出掛けて。3年生からは男子と一緒に練習を始めるんですけど、もう必死について行って、最初は千切れたりしていたのが、1ヶ月とか2ヶ月たったら結構ついていけるようになった。そうしたら、片岡さんと一緒ですけど、男子から「すごいね」「今日はついてこられたね」って言ってもらえるようになって。そこからめきめき力がついてきた感じですね。

自転車を続けるために目指したオリンピック
ガールズケイリンで走れる喜び

石井:大学を卒業してからは、自転車を辞めるとかにしても自分次第というか、自分で全部決めるわけじゃないですか。その当時はガールズケイリンもなかったし、正直いつが辞めるときなのかが分からなかったという部分もあったかな。とにかく自転車を続けたかったから、それならオリンピックを目指そう、そういう感じだったように思いますね。

片岡:モチベーションの維持って難しいですよね。特にオリンピックは4年に一度しかないわけで、オリンピックを目指している方は本当にすごいなと思います。

石井:モチベーションの維持はすごく難しいです。大学を卒業した年が2008年だったんですけど、その年に北京オリンピックがあって。そのときは出られなかったので、次の4年を目指すのはやっぱり長いですよね。(就職はせず)自転車に打ち込む生活を選んだんですけど、ずっと座って何かをしたり、同じことの繰り返しみたいなのが苦手なので、普通の仕事はできないかなっていうのもあったんですよね(笑)。

片岡:あははは。でも、私も無理です(笑)。事務作業とかたぶんできない。ずっと座っていられないと思います。やっぱり向き不向きはありますからね。

石井:だから本当にガールズケイリンができて良かったなって思いますね。自転車に乗ってお金が稼げるわけですから。最初はイベントとして始まったんですけど、とにかくお客さんの前で走れるのがすごく楽しくて。アマチュアで競技をやっていると観客は全然いないんですよ。だから、たくさんのお客さんの前で、あの舞台で走れるというのがすごく楽しかったですね。ガールズケイリンができたら、もう絶対いきますって感じでした。

片岡:石井さんは本当に自転車が大好きなんですね。さっきから話を聞いてると、練習がきついとかって言葉はあっても、そのあと必ず「楽しいですよ」って言われるから。

石井:自転車大好き...。うん、そうかもしれないですね(笑)。本当に楽しいしかなかったような。でも、プロになってからはやっぱり違いました。特に最初の1、2年くらいはすごく大変でしたし、きつかったですね。ただ、自分は辛いことがあってもお客さんの前で走ったら、本当に元気になれるんですよ。一番人気になれば、これも応援だと受け取って。開催が終わったあとに、声をかけてくれるファンの方たちとおしゃべりするのもすごく好きなんですよね。

それぞれの世界で第一人者の2人
女の子たちの憧れに

石井寛子×片岡安祐美 スペシャル対談6

片岡:私、いろんな人に第一人者とかパイオニアとか言われますけど、自分ではそんな気はまったく持ってなかったんで。ただ自分のやりたいことをやっていただけで、昔は女子野球を広めようとかそんなことも全然考えてなかったですし。それでも、大人になってから野球教室とかすると、ちっちゃな野球少女たちが「安祐美ちゃんみたいになりたいんです」って言ってくれるのはすごく嬉しいですね。「私みたいになるんじゃなくて、私を超えるくらいになってね」って言うんですけど、でも心の中では「簡単に超えさせないから」って思ってるんですけど(笑)。

石井:あ、私も一緒ですよ。分かります、それ。私も下の子とかに教えるのが好きで、セッティング見てあげたり、走り方のアドバイスとか何でもやってあげるんですけど、「でも私は負けないよ」みたいな(笑)。

片岡:そうですよね!私は監督になってからはちょっと違う感じになっちゃいましたけど、選手は絶対そういうのありますよね。石井さんに憧れたり、目指す女の子も多いんじゃないですか?

石井:うーん、私の場合は戦法的にあんまり目指す人はいないんじゃないかな(苦笑)。やっぱり先行選手が人気ですから。後ろから差すっていうのはちょっとヒール的なイメージがありますよね。

片岡:私は競輪のことはあまり分からないですけど、戦法って攻め方とか走り方ですよね?でも、この人みたいになりたいとか憧れるのって、そこだけじゃないと思うんですよ。戦法は自分と違うけど、ストイックに練習する姿とか、競輪に対する取り組み方とか、そういう部分で惹かれるのって男女問わず絶対ありますよね。だから石井さんに憧れてる人も必ずいると思う。私だって今日初めてお会いさせてもらいましたけど、こうやって話している中で「ああ、素敵な方だな」「自分も真似したいな」と思う要素がいっぱいありますもん。

石井:そうなんですかね。...なんか片岡さんって本当に可愛いですよね(笑)。ついつい顔見ちゃう。

片岡:もうー、なんで話し変えるんですかあ(笑)。結構いいこと言ったつもりなんだけどな(笑)。

石井:あはは、照れかな?でも、ありがとうございます!

これからの女子野球、ガールズケイリンへの思い
共通するのは環境づくり

片岡:やっぱりもっともっとメジャーになってもらいたいですし、女の子が野球やりたいって言ったら、いつでもどこでもできる環境づくりをしたいなって。今、日本の女子野球はW杯を4連覇して強いですけど、他の国ももっと強くならないことには女子野球の知名度自体は上がらないかなって思うんです。だから海外で女子野球を教えてみたいって気持ちもあるし、女子野球をオリンピック種目にしたいっていう思いもあります。本当にやってみたいことはいっぱいありますね。

石井:ガールズケイリンがどんどん大きくなっていって、女子選手の受け皿ができたことが第一歩かなって思います。やっぱりプロができたことで、他の競技からもきてくれるのが大きいですね。そこから強い子もいっぱい出てきているので、いい傾向だなと。ライバルではありますけど、やっぱり強い選手は増えたほうがいいし、強い選手と戦いたいですからね。そういう意味では今、夢が叶いつつあるのかなって。

ファッションはサイズが悩み
目指すは美黒

石井:片岡さんは本当に可愛いいなあって。お洒落とかも何しても可愛い感じですよね、きっと。

片岡:いやいや、全然可愛くないですよ。私、結構おっさんですからね(笑)。風呂あがりにビール飲んでるときはヤバイですよ。うちの選手にも「このチームの中で一番の男はお前だ」って言われますから(笑)。まあ、見た目とかは気にしないと親に怒られるんで、ユニホームを脱いだらちゃんと女の子をしなくちゃいけないなとは思うんですけど、茨城をうろうろするときは基本化粧しないです。

石井:そのへん歩いててバレます?

片岡:そんなにバレないですよ。やっぱりユニホームのイメージがあるので、私服は全然気づかれないですね。服はかっこいい系が好きで、モノトーン大好き。結構男っぽいですね。服もそうですし、カバンとか靴も好きなのでついつい買っちゃいますね。あと、よく聞かれる日焼けに関しては、焼けるなっていうほうが無理なんで、私はもう美白じゃなくて美黒を目指すって宣言してます(笑)。

石井:(脚の日焼けを見せながら)今年はまだあんまり焼けてないんですけど、私も美白より黒い方が好きで、焼きたいタイプ。ガングロとか可愛いなって(笑)。ファッションはシンプルで、黒とか白が多いですよ。よく着るのはショートパンツかな。ただ、サイズはやっぱり困りますよね。(ボトムスは)大きいサイズとかになりますけど、太ももに合わせるとウエストがぶかぶかで。

片岡:あー、分かります。洋服のサイズは必ず女子スポーツ選手の「あるある」に出てくるくらい、悩ましい問題ですよね。

休日の過ごし方
家が大好きな2人

片岡:私は家にいるのが大好きなんですよ。別に外に出たくないわけじゃないですし、誘ってもらったり、用事があるときは出ますけど、予定は一日にみっちり詰めますね。毎回ちょこちょこ出るっていうのが好きじゃないので。家で寝たいだけ寝て、パジャマのまんま一日過ごしたりとか、溜まったビデオを一日観たりとか。

石井:分かる!まったく一緒だ(笑)。まず起きないですもん。とりあえずテレビつけてずーっと横になって、ゴロゴロして。用事があったら一日で全部済ますのも同じですね。

片岡:本当に一緒ですね。あと、食料をまとめ買いするタイプなので、1食分ずつ小分けにして冷凍してあるんですけど、それが全部なくなるまで買い物しないっていうのを一人で楽しむ遊びとか(笑)。ただ貧乏性なだけなんですけど、なんとなく外食は罪悪感があって。だから基本的に自炊派です。

石井:私も大学生のときは自分で作って冷凍したりとか、やってましたね。でも、プロになってからは料理は全然しなくなっちゃいました(笑)。妹(貴子)も競輪選手なんですけど、2人で外食ばっかりですね。

片岡:妹さんも選手なんですね。家でも競輪の話はするんですか?

石井:しますね。「この前のレース、良かったね」とか、「こうすればいいんじゃない」とか。かなり良き相談相手ですね。開催から帰ってきたらすぐ、こんなことがあって、こんなことがあって...って全部話して落ち着くみたいな(笑)。

片岡:こんなこと言ったら失礼かもしれませんけど、なんか石井さんには同じ匂いを感じます(笑)。

石井:わあー、めっちゃ嬉しい!血液型は何型ですか?

片岡:B型です。

石井:やっぱり一緒だ(爆笑)!

それぞれの結婚観
子供は3人欲しい

片岡:ユニホーム脱げって言う男の人は無理です。いざ私が結婚してゴールデンゴールズ辞めますって言ったら、チームの子たちはどうなるんだろうと思うと。もう本当にお母さんみたいですけど(笑)。だから野球辞めてっていう人は無理ですね。石井さんも結婚して競輪辞めてくれって言われたら嫌じゃないですか?

石井:うん、今は考えられないかな。まあ、競輪は生活リズムが全然一般の方と違うし、レースで何日もいないときもあるので、そういうのを理解してくれる人じゃないと難しいですね。

片岡:ああ、確かにそれはありますね。私はとにかくスポーツが好きな人がいいですね。家でスポーツニュース観てるのに、チャンネル変えてって言われたら嫌ですもん(笑)。やっぱりいつかは野球をやめる日はくるとは思うけど、ユニホーム着てていいよって言ってくれる人がいいな。

石井:片岡さんにとって野球はもうイコールですもんね。私は夢があって、34歳で一人目の子供を産みたいかなって。そのあと36歳、38歳で産んで、全部で3人欲しいんですよね。

片岡:ずいぶん具体的な年齢設定があるんですね。でも、私も子供は3人欲しいんですよ。男も女も両方欲しいなって。そう考えると、私たちも年齢的にちょっと頑張り始めないといけないですかね(笑)。

石井:あはは。私の34歳は東京オリンピックの年なんですけど、出場が叶わなかったら、こっちの道を選ぼうかなって。以前から考えてたことなんですけどね。

片岡:すごい、人生設計完璧!

今後の夢や目標

片岡:今年はゴールデンゴールズの10周年アニバーサリーイヤーでもありますし、去年せっかく全国制覇もできたので、やっぱりもっともっと愛される強いチームでありたいなと。いつかは都市対抗に出てみたいですし、ゴールデンゴールズを守り続けて行くことが私の思いなので。欽ちゃんに3つの大きな目標を与えられていて、対企業チームでの一勝、結婚して妻となってからの一勝、子供を産んでママとなってからの一勝って。それをしばらく目標にして頑張っていこうかなと思っているんですけど、これは一生ユニホーム脱げないですね(笑)。

石井:大きな目標としては、今年のグランプリが地元の京王閣であるので、それには絶対出たいですね。あとは来年のリオオリンピックに向けても最後の勝負の時期なので頑張りたいです!

石井寛子×片岡安祐美 スペシャル対談1
取手競輪場で行われたトークショー

石井寛子×片岡安祐美 スペシャル対談2
片岡安祐美

石井寛子×片岡安祐美 スペシャル対談3
石井寛子

石井寛子×片岡安祐美 スペシャル対談4
2人の会話は終始笑いが絶えない

石井寛子×片岡安祐美 スペシャル対談5
ツーショットでパチリ。ありがとうございました!