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注目選手インタビュー:先行力炸裂中!奥井迪 106期

2014/09/19

次々と大物ガールズ選手を先行で撃破していくのが奥井迪だ。
気風のいい先行で只今ガールズケイリンファンを魅了している。

アルペンスキー選手から教員にそして覚悟を決めてガールズケイリンに飛び込んだ。
日本競輪学校在校時の記録会、競走訓練の成績は、106期の中では上位だったが、トップではなく、また先行回数を見ても先行選手になるとは言い切れないものだった。
しかし、潜在能力は106期生の中でも光るものがあった。それは長い距離を踏める脚だった。
今、それが華開こうとしている。
すでに優勝4回(8月末時点)。

奥井迪選手(106期)

■先ずはガールズケイリンデビューから振り返ってもらった。

-デビューから今まで4ヶ月を振り返ってどうでしょうか。
「なんか出来過ぎですね。学校でも、先行で勝った回数なんて、5回あったかどうかだったので、だから、プロになったら(自分の)先行じゃ通用しないかなと思いながら卒業しました」

-同期生が強いから学校では目立たなかった?
「そうですね、レベルが高かったのかもしれないですけど、だから、デビューの時は先行で戦おうとはあまり思っていなかったんですけど、でも、心のどこかで先行でって(いう気持ちはあって)、学校でも先行とずっと言われていたし、出来たらとは思っていたけど通用するとは思ってなかったです」

-どのような理由で先行がプロでは通用しないと思っていました?
「やっぱり学校での成績ですね。もっとプロになったら厳しくなると思っていました。でも、師匠の富山さんに『自分はどうやって戦っていきたいのか?』と聞かれた時に、『自分は先行で戦いたいです』と言ったら、『わかった』って、そういう練習をしてくれました」

-となると、どうして「先行したい、しよう」と思いました?
「人の後ろにつくよりも、自分が先頭で走りたいと思ったんです。例え負けても、力を出し切るというところに魅力を感じますね。自分の目標はグランプリで先行逃げ切りをしたいと思うようになったので、そうするためには普段の開催で先行し続けないと、そこで勝てないとそういう大きいところで先行出来ないだろうし、ましてや勝てないだろうと思って、目標を達成するまでやり抜こうと思っています」

-それでグランプリに出たい
「はい、先行で逃げて勝ちたいですね~」

-10年連続?
「いえいえ、そんな簡単じゃないと思うけど、まずは」

-まずは出たいですよね
「はい、まず出たいです。やっぱり、あそこの舞台を経験しないとわからないと思うので。やっぱり松戸の決勝も見ていて、雰囲気が違いましたもん!見ていてすごく楽しいと思ったし、やっぱり、あの雰囲気で走れたら違うんだろうなって思いました」

-立川で
「そうですね、立川でやりたいですね。師匠に見てもらって、立川で優勝したいです。そんなことあったらいいですね(笑)。まずは出たいですね。今年は自分のレースを確立したいと思います」

■競輪学校では、目立つまではいかなかった奥井だが近況は素晴らしい結果を残している。
それも先行で。しかし小林優香と対戦した時には...。

-近況2場所完全優勝(8月松坂、弥彦)ですが。
「それは出来過ぎですね(笑)。結果はそこまで重視していないけど、まずは自分のレースを、先行を、差されてもいいくらいの気持ちで走っているので」

-ガールズケイリンF初日(8月)も思いっ切り先行で。
「あれは決めていました。(小林)優香に対抗するにはそれしかなと思って。それと、優香と先行勝負したいという気持ちだったので」

-やってみてどうでしたか?
「やっぱり力の差が。ああゆう場で力んじゃったのもあるし。でも、ああゆうレースで主導権を取って走れたのは大きい経験になったと思いますけど、自分の力のなさを痛感したレースでしたね」

ガールズケイリンフェスティバル初日 5番車 奥井 残り1周
▲ガールズケイリンフェスティバル初日 5番車 奥井 残り1周。

■気になるのが会心のレース。奥井選手はどのレースを選ぶのだろうか。

-さて、今までで会心のレースはありました?
「立川(6月)の優勝ですね。地元で勝てたのは大きかったですね。しかも、先行逃げ切りで、一回も誰にも前に出させずにゴールできたのは嬉しかったですね」

-逆に悔しかったのは?
「函館(6月)の決勝の7着ですね。でも、あれが今はすごい良い経験になったというか、あれで吹っ切れたし。正直、あれで先行で通用しないって思いがあって、それで師匠の富山さんに話して『練習の走りをすれば大丈夫だから、自分を信じて走れ』って言われて、そうだなって思って、ぐちゃぐちゃ考えないで思い切り行くしかないって思って立川に臨めたので。初日に加瀬(加奈子)さんの先行を叩いて、主導権取れたし、あの7着があって、立川の3連勝はあったと思います」

-その経験がなかったら、どうなっていたと思います?
「どうなってたかわからないけど、こんなに思い切って仕掛けたりとか、思い切ったレースは出来てなかったかもしれないですね」

■奥井選手にデビュー戦を振り返ってもらった。

-今はガールズケイリンの競走にもう慣れました?
「デビュー戦に比べれば」

-そのデビュー戦はどうでした?
「デビュー戦はもうめちゃくちゃ緊張しましたよ。身体のあらゆるところに力が入って、ガッチガチでした。3日間終わってから、本当に疲れましたもん」

-一番最初のレースは何を考えてました?
「もう先行しようと思っていたので、前に出ようと思っていました」

-でも、力んでしまって。
「で、決勝にも上がれず、このまま大丈夫なのかなって思いましたもん。その前に練習していて、手応えもあったんで、それであの結果だったから、大丈夫かなって、すごい不安になって、悔しいというか虚しくなっちゃって、一般戦に回って悔しかったです」

-その悔しさがあって
「そうですね、そういう失敗があったから、今があるのかもしれないですね」

■レースの前に考える事は。

-走っていて思うガールズケイリンの魅力って何?
「力強さは男子には叶わないと思うけど、華やかさって、自分は華やかじゃないので言えないですけど(笑)。なんか、男子にはない何かがあるんじゃないかというか、女子でも男子みたいな迫力あるレースをしたいと思っているので、魅力っていうと何かわからないですね。走っていて楽しいけど、見るほうの魅力はわからないですね」

-走っていて楽しい?
「楽しいですね!!」

-走る前は対戦相手とかよく考える?
「考えますけど、やることは一つだから、思い切って行くことしか考えてないから、他の人より考えてないっていうか(笑)」

-基本、相手の自力がどこから仕掛けるかとか
「どうですかね、そういうので色々試してレースをすることはありますけど、対戦する選手を見てですね。ダッシュがないから簡単に飛びつかれたら、最後差されちゃうから、いかに相手に脚を使わせていくかというのは考えてますけど」

-単調な先行をしてもなかなか難しい
「そうですね、なかなか難しいですね、つかれて、それで押し切る力はまだないので」

-ガールズケイリンも段々レベルが上がってきているから
「そうですね、レベルが上がっていくから」

■奥井選手の普段の生活を聞いてみた。

地元男子選手と混じってもがく
▲地元男子選手と混じってもがく

-奥井選手の普段はどのように過ごしてます?
「練習中心ですね。ご飯と寝に帰っている感じです。ご飯を作って、めんどくさい時は外食して(笑)。ほとんど練習ですね」

-立川がホームバンクですけど、他のガールズ選手と練習はしますか?
「立川に増茂(るるこ)さん、小林(莉子)さんがいて、充分な環境なんで、そんなにどっか行ったりはないですね。たまに京王閣に行って、高木真備さんとか飯田よしのさんと一緒に練習するくらいで、ほとんど立川ですね。女子でもがいたり、男子とも一緒にもやります」

-どこに重点をおいて練習しています?
「4コーナーからの踏み直しが甘いので、脚を使っている中での踏み直しが、そこが課題ですね。脚がいっぱいになるとガムシャラになっちゃって、フォームがむちゃくちゃになるので、いっぱいになってもフォームを崩さないで4コーナーを回れるように、きれいなペダリングで踏み切るのが課題ですね」

-グランプリ以外の近い目標はあります?
「グランプリ以外見えてないので、あとは、えーと、具体的じゃないですけど、先行って言われたら奥井って言われるぐらいに、先行一本のイメージを印象づけたいな」

-加瀬さんみたいなネーミングは?
「ないですよ。そんなかっこよさはないので(笑)」

-この選手に負けたくない選手はありますか?
「あんまりこの選手に負けたくないというのはなくて、どちらかというと自分を出し切りたいと思っていますが、一緒に走っていて楽しいのは加瀬さんですね。加瀬さんは真っ向勝負してくれるので、走っていて楽しいし、見ている人も面白いと思ってくれるレースが加瀬さんとなら出来る感じしますね。私の挑戦を受けて立ってくれるし、そういう意味ではやっぱり器が大きいし、ああゆう選手になりたいと思いますね。加瀬さんはどんなレースでも先行を貫くっていう、そういう強さ、走りだけじゃない強さが加瀬さんにはあるので、一緒に走っていて勉強になります。憧れますね」

-奥井選手はお酒は飲まれますか?
「全然飲めないんです」

-そこは加瀬さんとは違う(笑)
「そうですね(笑)。飲むより食べる方が専門ですね」

-好きなのは?
「何でも好きですよ。焼肉も何でも。食べる事は若い人には負けてないと思います。それが疲れとか、年の割りに疲れもないし、やっぱり食べているからなのかな(笑)。身体の強さは食からきていると思います。卒業した後は1食1合とか食べてましたよ。おコメは大好きですね。定食はいつも大盛りです(笑)」

-師匠の富山さんは奥井選手にとってどのような存在?
「富山さんのおかげで、今の自分があるし、富山さんと練習しているおかげで自信を持って思い切って練習出来るようになったし、上で戦うという意識を植え付けてくれたし、意識の面でも変わったし、練習も一生懸命見てもらえるので、富山さんなしにはもう、卒業してこんなになれるとは思わなかったので、それは本当に富山さんのおかげだなと思います。本当に感謝しきれないです」

-ファンにメッセージ
「自分は魅せるレースがしたいです。見ていて面白いレースをしたいというのが常々思っているので、思い切った先行を見て欲しいので、ぜひ、見て欲しいなと思います」

奥井迪(106期)